ウクライナの子どもたちを支援するチャリティオークション 「Spring is around the corner」展 in ポーラ ミュージアム アネックス
ポーラ ミュージアム アネックスでは、ウクライナの子どもたちを支援するチャリティオークション「Spring is around the corner」展が2022年11月2日 (水)から12月4日(日)まで開催されます。いつも多彩な作家さんたちの魅力的な作品が集うので、チャリティとしての参加はもちろん、会場を訪れて、観るだけでも楽しみな企画です。
毎年この時期、ポーラ ミュージアム アネックスで開かれるチャリティオークションは、今年で3回目を迎えます。昨年はチャリティオークションでは「新型コロナウィルス感染症への対応等に関する寄附金」として、初回を大きく上回る合計22,121,730円が日本赤十字社へ全額寄付されました。
今年はウクライナの子どもたちへの支援を目的に実施されます。これは、未だ戦いの終わりが見えない状況の中で、「戦禍に苦しむ方々に手を差し伸べたい。とりわけ子どもたちへの支援をしたい。」という声が作家さんたちからも多く寄せられて決まったそうです。
今回は「春」をテーマに行われるということで、“春がもうすぐ、そこまで来ているんだよ”というような、春を想うワクワクした気持ちや、未来に向かう明るい兆しや希望が感じられるような作品が期待できるのではないでしょうか。
作品はサイレントオークション形式(注1)にてオンラインで入札できるそうです(11月7日(月)入札サイトオープン予定)。またドローイング作品の抽選販売も行われます。
また、今年はカタログの販売も予定されており、私たちが支援に参加できる方法がひとつ増えたようです。
オークション、ドローイングおよびカタログの販売収益は、ウクライナの子どもたちへ支援を行っている公益財団法人 日本ユニセフ協会「ウクライナ緊急募金」に全額寄付される予定になっています。
春の暖かさに触れるために、会場を訪れ、支援に参加されてはいかがでしょうか。
注1:サイレントオークション形式とは、競りは行わず入札形式のみのオークションで、入札された中で最高額をつけた方が落札者となる形式です。
【オークション】
●オークションおよびドローイング抽選販売
実施期間:2022年11月7日(月)11:00から12月4日(日)23:59まで
●オークション入札サイト:サイトはこちら
●ドローイング抽選販売サイト:サイトはこちら
●「Spring is around the corner」展 公式カタログ
定価1,650円(税込、送料無料)11月2日(水)11:00より予約販売開始。12月中旬より順次発送。
数量限定、全68ページ、オールカラー、縦240×横168mm、バイリンガル表記。
取扱い:POLA MUSEUM ANNEX Online Store
https://polaannex.theshop.jp/
※数に限りがございますので、品切れの際はご容赦ください。
※展示会場での販売はございません。
【出展作家(五十音順)】
※ここで紹介する作品は全て参考作品です。本展では各作家の新作を展示予定です。
イイノナホ Naho Iino (1967年~)
時間をテーマにした独創的なオブジェを中心にランプやシャンデリアなど灯を使った造形作品を手がけるアーティスト。作品は全て自身による手吹きで制作され、ガラスの繊細さと手作業による温かみを備える。
公式サイト:https://www.naho-glass.com/
岩田俊彦 Toshihiko Iwata (1970年~)
漆芸の伝統的な技巧を用いつつ、現代の感性に溶け込む作品を既成概念にとらわれない表現で制作。幾何学的な線や模様、動植物や家紋などのモチーフを描いたものや、漆という素材と対話をしながら完成へと導かれる作品などを手掛けている。
公式サイト:https://iwatatoshihiko.com/
開発好明 Yoshiaki Kaihatsu (1966年~)
日常にあるものやコミュニケーションを題材とした作品を多く発表し続けている。東日本大震災後、被災地におけるプロジェクトをライフワークとして継続中。
公式サイト:http://yoshiakikaihatsu.com/
柏原由佳 Yuka Kashihara (1980年~)
現在ドイツのベルリンを拠点に活動している。日本画のように薄く溶いた油絵の具と、テンペラ絵具、アクリル絵具を用いた深い色彩により、透明性と濃密さが共存した生命力溢れる作品世界をつくりあげている。
公式サイト: http://tomiokoyamagallery.com/artists/yuka-kashihara/
菊池敏正 Toshimasa Kikuchi (1979年~)
2017年、ヴィクトリア&アルバート博物館客員研究員として、ロンドンに滞在し研究、制作を進めた。日本の古典技法を用いて、純粋な幾何学を形態として制作している。
公式サイト:https://toshimasakikuchi.com/
舘鼻則孝 Noritaka Tatehana (1985年~)
レディー・ガガの履くヒールレスシューズの作者として知られる。過去の日本文化を見直し、現代的に再定義することで制作される作品は、独自の視点と世界観を持つ。近年は絵画も制作し、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組む。
公式サイト:https://www.noritakatatehana.com
田中圭介 Keisuke Tanaka (1976年~)
作品素材に一貫して製材を用い、森を中心としたミニチュア的な風景を彫り起こし、アクリル絵具で着彩した作品を制作している。
公式サイト:http://anomalytokyo.com/artist/keisuke-tanaka
津上みゆき Miyuki Tsugami (1973年~)
1996年よりタイトルに“View”を冠して作品を発表。主題が眺めや風景だけでなく、見方や観点という広義を意識した制作に取り組んでいる事に由来する。
公式サイト:https://miyukitsugami.jp/
中村弘峰 Hiromine Nakamura (1986年~)
100年以上続く人形師の家系の四代目として生まれ、東京藝術大学大学院を修了後、家業を引き継ぎながら新たな作品を発表している。従来の概念に囚われずに制作される作品は、緻密かつ斬新で、見るものの目を奪う。
公式サイト:https://www.hiromine-nakamura.jp/
中村萌 Moe Nakamura (1988年~)
楠に油絵具で彩色した作品を特徴としており、木という素材の中から、自身が求める形を探り当てるように彫り出していく。また、絵画と彫刻を横断的に取り組みながら、最近では、楠の板を使った平面作品へも精力的に取り組んでいる。
公式サイト:https://www.moe-nakamura.com/
流麻二果 Manika Nagare (1975年~)
鮮やかでありながら淡い色彩を持ち、透明感と陰影が重なり合う特有の質感を生み出す絵画作品を発表。パブリックアート、ファッションブランドとのコラボレーションや、ダンスパフォーマンスの美術・衣装、建築空間の色彩監修など幅広く活動。
公式サイト:https://manikanagare.com/
野口哲哉 Tetsuya Noguchi (1980年~)
香川県生まれ。2005年に広島市立大学大学院を修了。
鎧と人間をテーマに、時代や文化が交雑する世界観を構築する美術家。精巧に制作された
人びとの姿は、ユーモアを感じさせながらも詩情を湛える。
公式サイト:https://gyokuei.tokyo/photo/album/414837
ヒグチユウコ Yuko Higuchi
公式サイト:https://higuchiyuko.com/
福井利佐 Risa Fukui (1975年~)
精緻な観察による描写のきめ細やかさと大胆な構図で、観る者を圧倒させるような生命力のある線の世界を描き出す。中島美嘉のCDジャケットアートワーク、Reebokとのコラボレーションスニーカーやユニクロ「UT」への参加など多方面で活躍中。
公式サイト:http://risafukui.jp/
増田セバスチャン Sebastian Masuda (1970年~)
ニューヨーク在住。90年代より演劇、現代美術の世界で活動を始める。一貫した独特な色彩感覚からアート、ファッション、エンターテインメントに渡り作品を制作。世界にKawaii文化が知られるきっかけを作った。2019年Newsweek Japan 世界が尊敬する日本人100人
公式サイト: https://sebastianmasuda.com/
水野里奈 Rina Mizuno (1989年~)
作者本人でさえ驚くような作品であれば観覧者からはもっと大きな驚き以上の何かが生まれるのではないかと期待し、「見ても見きる事の出来ない」絵画を目指している。
公式サイト:https://www.rinamizuno.com/
ミヤケマイ Mai Miyake
日本古来より現代に続く独自の感性を織り込んだ作品を制作。作品は絵画のみならず、インスタレーション、半立体、プロダクト、小説まで表現領域は多岐にわたる。
公式サイト:http://www.maimiyake.com/
横溝美由紀 Miyuki Yokomizo (1968年~)
時間・空間と光にこだわったインスタレーション作品を得意とする彫刻家。近年はインスタレーション作品を平面に置き換え、再構築し直したキャンバス作品も発表している。
公式サイト:http://miyukiyokomizo.net/
Ryu Itadani (1974年~)
たとえばそれは住んでいる街の風景、部屋にある定番の文房具。何気ない日常のひとこまにささやかな美しさを見つけ、独特の線でとらえて色彩豊かに描く。現在ベルリン在住。
公式サイト:https://ryuitadani.com/
渡辺おさむ Osamu Watanabe (1980年~)
工芸菓子の技法をアートに取り入れ、樹脂を用いて様々なものにお菓子のデコレーションをする現代美術作家。本物そっくりのカラフルで精巧なクリームやキャンディ、フルーツなどを用いた作品は、国内外で注目を集め話題を呼ぶ。
公式サイト:http://watanabeosamu.tokyo/
タイトル | チャリティオークション「Spring is around the corner」展 |
会期 | 2022年11月2日(水)~ 12月4日(日) |
会場 | ポーラ ミュージアム アネックス |
住所 | 〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階 |
Webサイト | https://www.po-holdings.co.jp/m-annex//index.html |
開館時間 | 11:00-19:00 (入場は18:30まで) |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 入場無料 |