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熊谷守一美術館39周年展 守一、旅を描く。at 豊島区立 熊谷守一美術館

豊島区立 熊谷守一美術館では、特別企画展「熊谷守一美術館39周年展 守一、旅を描く。」が2024年4月16日(火)から6月30日(日)まで開催されています。熊谷守一はその晩年、自宅と庭からほとんど外出せずに作品を制作し、植物や虫など、ごく身近なモチーフを描いたことで知られています。しかし守一は、実は70歳を超える頃まで日本の様々な土地へ旅をし、各地で出会った風景を題材に作品を描いています。あなたも守一とともに、ひとときの“旅”に出てみてはいかがでしょうか?

毎年の開館記念日に合わせて開催の特別企画

豊島区立 熊谷守一美術館では、毎年の開館記念日(5月28日)に合わせて特別企画展が開催されています。守一ファンにとっては恒例となっている本展の、毎年の企画が楽しみでもあります。今年は守一と「旅」をテーマに同館所蔵・寄託作品と、熊谷守一の故郷、岐阜県中津川市付知町の「熊谷守一つけち記念館」から油彩作品19点と関連資料1点の計20点を借りて、構成されています。東京ではなかなか観ることができない、日本各地で所蔵されている熊谷守一作品を観ることができる貴重な機会でもあります。

スケッチ旅行にしばしば出かけた熊谷守一

熊谷守一が東京美術学校に在学していた時には、夏休みを利用して徒歩でのスケッチ旅行に出かけ、卒業後には樺太調査団の絵描きとして樺太の風物の写生を仕事とした時期もありました。昭和初期、二科技塾で指導していた頃には、塾生とともに写生旅行に出かけることもしばしばあり、戦後もそういった仲間と共にスケッチの旅に出かけています。そして76歳の春、脳卒中の発作を起こし自宅に籠もるようになりましたが、その後もかつての旅先の風景を描いたスケッチや作品をもとに再制作を重ねています。

長い画業のなかで、熊谷守一が旅先で出会った風景は、作品創作の源泉となり続けました。そんな熊谷守一と「旅」をめぐる作品を楽しんではいかがでしょうか。

アトリエと庭の跡地で作家に想いをはせる

熊谷守一は千駄木や東中野などで暮らした後、1932年に豊島区千早に越してきて、亡くなるまで45年間暮らした家(アトリエと庭)の跡地に、現在の熊谷守一美術館が建てられました。そうした由緒ある場所で、熊谷の生き方に思いをはせつつ、作品を楽しみにお出かけしてはいかがでしょうか。

タイトル 豊島区立 熊谷守一美術館 特別企画展
熊谷守一美術館39周年展
守一、旅を描く。
会期 2024年4月16日(火)〜 2024年6月30日(日)
会場 豊島区立 熊谷守一美術館 第一・第二・第三展示室
住所 171-0044 東京都豊島区千早2丁目27-6
Webサイト http://kumagai-morikazu.jp
開館時間 10:30 ~ 17:30 (最終入館/閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(祝日問わず)
*会期後に臨時休館あり
7月1日(月) ~ 7月22日(月)
料金 【一 般】700円(15人以上団体630円)
【高・大学生】300円
【小・中学生】100円
【小学生未満】無料
※障害者等手帳ご提示の方は100円(介助の方1名無料)
※豊島区在勤・在住の証明をご提示の一般の方は600円でご覧いただけます