FACE展 2021 in SOMPO美術館
今回で9回目となる「FACE展」が、2020年 7月に移転オープンしたSOMPO美術館で開催されています。本展は新進作家の動向を反映する美術作品の公募コンクールとして定着しつつあり、観る側としても意欲的な作品に出会える毎年楽しみな展覧会です。
[概要]
「FACE展」はSOMPO美術館を運営する(公財)SOMPO美術財団が、2012年度に創設された公募コンクールの受賞および入選作品の発表の場です。今回も「年齢・所属 を問わず、真に力がある作品」を公募されたところ、全国各地から、幅広い年齢層の 1,193名の新進作家たちから応募がありました。国際的に通用する可能性を秘めた入選作品 83点(うち受賞作品 9点)が選ばれています。
応募された方はステイホームやマスクをつけた日常など、創作活動は少なからずCOVID-19の影響を受けたと思いますが、このような状況下でも時代の感覚を捉えた輝く作品が数多くあったそうです。技法は油彩、アクリル、水彩、岩絵具、版画、ミクストメディアなど多彩で、モチーフも多岐にわたり、例年通りの感動や見る楽しさを期待できるでしょう。
今年も会期中、観覧者の投票による「オーディエンス賞」の選出をされるそうなので、“魂を揺さぶる1点”を探しながら観たいと思います。
また、本展にてグランプリと優秀賞を受賞された 4名の作家は、 過去3年の受賞者12名と共にグループ展「絵画のゆくえ(2022年開催予定)」にも参加されるそうなので、こちらも今から楽しみです。
審査員(敬称略、順不同 )
堀元彰(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)、山村仁志(東京都美術館学芸担当課長)、椿 玲子(森美術館キュレーター)、藪前知子(東京都現代美術館 学芸員 )、中島隆太(SOMPO美術館館長)
[受賞作品]
グランプリ
優秀賞
読売新聞社賞
審査員特別賞
タイトル | FACE展 2021 |
会期 | 2021年2月13日(土)~3月7日(日) |
会場 | SOMPO美術館 |
住所 | 〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1 |
Webサイト | https://www.sompo-museum.org |
開館時間 | 午前10時~午後6時 (最終入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 月曜日 |
料金 | 700円 (高校生以下無料 ) ※中高生は学生証、生徒手帳をご提示ください。 ※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳を提示のご本人とその介助者1名は無料。被爆者健康手帳を提示の方はご本人のみ無料。 |