Dalston group exhibition -part7- at Gallery Dalston
Gallery Dalstonでは、グループ展「Dalston group exhibition -part7-」が2024年7月13日(土)から7月28日(日)まで開催されています。本展は、6名の個性豊かな作家たちの作品で構成され、制作姿勢、ふだんの着眼点や思考回路、制作素材などなど、いずれもそれぞれの独自の世界観が広がっているようで、楽しい時間が期待できそうです。夏真っ盛りの日々が続きますが、ちょっと心の栄養補給のためにお出かけしてはいかがでしょうか。
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※以下は、ギャラリーの広報用資料からの引用になります。
弊ギャラリー恒例のグループ展を開催いたします。6名の個性豊かな作家の作品世界を是非、この機会にご高覧頂けたら幸いです。今回ご紹介する作家は5名の平面作家(相川恵子、天野雛子、伊藤瑞生、河本理絵、ミノリ)と1名の立体作家(本岡景太)です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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相川 恵子 / AIKAWA keiko
【プロフィール】
1989 生まれ
【個展】
2024 「忘れていく」(MEDEL GALLERY SHU)
2023 「いつもゆれている」(楓画廊・新潟市)
「複雑な輪郭」(MEDEL GALLERY SHU)
2022 「顔のなかの顔」(MEDEL GALLERY SHU)
2021 「かりそめのまとまり」(楓画廊・新潟市)
【ステイトメント】
私にとって制作とは今までに見たこともないフォルムを創り出すこと。人物をモチーフにイメージの開放・拡張を試み”無限に可変的なもの”として描く。見えている面だけでなく、多面的であり本当は見えない部分があり複雑であることを絵画で表現する。
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天野 雛子 / Hinako AMANO
【プロフィール】
1997 生まれ
2021 武蔵野美術大学造形学部油画学科油画専攻 卒業
2023 武蔵野美術大学大学院造形研究科油画コース 修了
【個展】
2024 「color and story」 GALLERY b TOKYO
2023 「how do you feel?」 下北沢アーツ
【ステイトメント】
人体、動物、感情。私が常に気になっていることはこの3つだ。
人体は時に常識にとらわれない動きや反応をすることがある。動物は、人間とは体の形が違うのに、動くし、不思議がいっぱい。
感情は複雑で、時に身体にまで影響を及ぼす。この3つがうまく合致した時、私は筆を取る。もっと理解したい、もっと疑似体験をしたい、もっと作りたい。
そう行った動機が今日まで私を動かしてきた。さらなる疑問と感情の昂りに出会うため、私は考え続ける。
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伊藤瑞生 / Ito Mizuki
【プロフィール】
1996 生まれ
【個展】
2022 できるだけながく息をはく/TOMORROWgallery
野の花の上を歩く?/長亭GALLERY
【ステイトメント】
瞑想、散歩、手紙など自身のルーティン中の感覚やイメージ、場所をきっかけに、絵の具の滲みやパステルを用いたタッチ、色の重なりで常に変化し続ける印象、心の動きを捉える。
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河本 理絵 / KAWAMOTO Rie
【プロフィール】
1999 静岡県生まれ
2022 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
【個展】
2022「two dogs」フリュウ・ギャラリー(東京)
【ステイトメント】
わからないということは不安になる。どうしようもなくて周りが見えなくなる。
確かなことは何か。忘れていることはないか。周りをよく観る。
空気が遥か遠くまである・太陽は眩しく、暖かく、暑い・宇宙における自分の存在はとても小さい・
アスファルトの下には土がある・体の中を血が巡っている(怪我をしたら血が出る)・いつかなくなる。
自分が正直だと思う形をあるべき場所に置く。
生まれた図像はどこでもないどこか。どの場所も似ている。
わからないことやいずれなくなることは恐怖でもあり、希望でもある。
相反する2つの意識と「たまに、少し上で生きてる鳥を眺めて地面を歩く」ような心持ちで絵を描く
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ミノリ / Minori
【プロフィール】
1992 奈良県生まれ
2016 大阪芸術大学 デザイン学科 VAコース 中退
2020 東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画専攻 卒業
【個展】
2024 個展『むすんで、ひらいて、ゆらめいて』(Chignitta/大阪)
2024 個展『名前のない光』(日本橋髙島屋美術画廊/東京)
2023 個展『あなたの地点』(GALERIE OVO/台北)
2023 個展『空という言葉を忘れて空を見ることができますか?』 (biscuit gallery/東京)
2022 個展『&』 (Hidari Zingaro/東京)
2021 個展『リトル・ヴォイス』(biscuit gallery/東京)
【ステイトメント】
私は「点と線」という概念を制作の中に取り入れ、線を引くという行為そのものの二面性や、その結果がもたらす様々な事象を表現しようと試みている。
線は何かと何かを区別し整理するものであり、分断するものであると同時に、点と点を繋ぐものであり、形を構成するものである。線は様々な事象に対してなんらかの因果関係をもたらす要素となり、それらは時の流れと共に物語を紡いでいく。
ゆらゆらと張り巡らされた糸が世界中を紡いでいるような、そしてそれが切断されたりピンと張り詰めたり撓んだりしながら構成されている空間・事象が、私たちの生きる日常の中で確かに息づいている。それらが紡ぐ物語はいつしかキャンバスの枠を超え、一つ一つの点が線となって結びついてゆく。
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本岡景太 / Motooka Keita
【プロフィール】
1999 広島県生まれ
2024 東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻彫刻研究領域博士後期課程 在学中
東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程 修了
2022 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業
【個展】
2024年 「貼る点の遥か」 文ヶ学
2023年 「めくりあげたら衛星が飛んだ」 MATTER
2022年 「遠くの景色を揉む」 ギャラリー元町
2022年 「スピーチバルーン」 アートスペース神楽
【ステイトメント】
紙と酢酸ビニル系樹脂による「歪曲張り子」という独自の技法で作品を作ってきた。
制作のルールは、極限まで造形のためのものであった方が良いと感じている。
僕らが抱える目的のために、彫刻が立つならば、世界はなんて寂しいものになるだろうか。
造形の世界は、僕らが生きる世界よりもずっと大きく広がっている。
タイトル | Dalston group exhibition -part7- |
会期 | 2024年7月13日(土)~ 7月28日(日) |
会場 | Gallery Dalston |
住所 | 〒130-0023 東京都墨田区立川1-11-2 |
Webサイト | https://www.dalston.space/groupexhibition-7 |
開廊時間 | 13:00〜19:00 (最終日のみ17:00まで) |
休廊日 | 月曜日、火曜日 |
観覧料 | 無料 |