伊藤潤二展 誘惑 JUNJI ITO EXHIBITION：ENCHANTMENT at 世田谷文学館

世田谷文学館では、「伊藤潤二展　誘惑  JUNJI ITO EXHIBITION：ENCHANTMENT」が2024年4月27日（土）から9月1日（日）まで開催されています。本展は、漫画家・伊藤潤二の初の大規模な個展として、自筆原画やイラスト、絵画作品が展示されています。デビュー作品の『富江』をはじめ、『うずまき』『死びとの恋わずらい』『双一』などのシリーズ漫画のほか、『首吊り気球』『伊藤潤二の猫日記　よん&むー』『溶解教室』などの自筆原画に加え、本展描き下ろしの新作も公開されます。人間の本能的な恐怖心や忌避感を巧みに作品に映し出しながらも、日常と非日常、ホラーとユーモアを自在に行き来し、ダークな輝きを放つ伊藤の作品世界を楽しんではいかがでしょうか。

美しくもグロテスクな世界を描く漫画家・伊藤潤二

伊藤の独創性あふれる作品は、国内外のファンの心をゆさぶり、全世界を熱狂の渦に巻き込んでいます。本展は伊藤潤二にとって初の大規模な個展となり、自筆原画やイラスト、絵画作品が展示されています。デビュー作品の『富江』をはじめ、『うずまき』『死びとの恋わずらい』『双一』などのシリーズ漫画のほか、『首吊り気球』『伊藤潤二の猫日記　よん&むー』『溶解教室』などの自筆原画に加え、本展描き下ろしの新作も公開されます。また、フィギュア原型師・藤本圭紀氏による「富江」の新作フィギュアにも注目です。

人間の本能的な恐怖心や忌避感を巧みに作品に映し出しながらも、日常と非日常、ホラーとユーモアを自在に行き来する伊藤の作品世界に“震える”ひと時を楽しんではいかがでしょうか。

伊藤潤二（いとう・じゅんじ　漫画家）
1963年、岐阜県中津川市生まれ。歯科技工士として勤務する傍ら、雑誌「月刊ハロウィン」に初投稿した『富江』が「楳図賞」にて佳作を受賞しデビュー。以来、『首吊り気球』『死びとの恋わずらい』『うずまき』ほか発表。2019年『フランケンシュタイン』でアイズナー賞「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞し、2021年『地獄星レミナ』にて「最優秀アジア作品賞」、『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』が「Best Writer / Artist部門」を同時受賞、2022年『死びとの恋わずらい』にて通算4度目の同賞受賞。2023年、アングレーム国際漫画祭にて「特別栄誉賞」受賞。その他、受賞多数。国内外問わず読者から絶大な支持を得ています。