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石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 清水多嘉示 at アーティゾン美術館

アーティゾン美術館では、「石橋財団コレクション選」が2024年3月30日(土)から7月7日(日)まで開催されています。4階では、日本近代を代表する彫刻家として知られる清水多嘉示(しみずたかし/1897~1981)の特集コーナーも設けられ、6階の展覧会「ブランクーシ 本質を象(かたど)る 」と連動したような、彫刻作品を観る楽しみをさらに深めるような展開とともに、数々の名品の魅力に触れることができる機会となっています。

約3,000点のコレクションから名品の魅力に触れる

アーティゾン美術館を運営する公益財団法人石橋財団は、19世紀後半の印象派から20世紀の西洋近代絵画、明治以降の日本の近代絵画、第二次世界大戦後の抽象絵画、日本および東洋の近世・近代美術、ギリシア・ローマの美術など、現在約3,000点の作品を収蔵しています。5階、4階でこれらコレクションの中から約100点の作品が紹介されています。

企画展の余韻が続く彫刻作品群から始まる

5階では、まず19世紀から20世紀にいたる近代の彫刻作品群と、彫刻家による水彩、素描に迎えられます。そして17世紀から20世紀にかけての西洋美術、抽象美術の系譜、戦後の抽象表現主義、日本の具体美術協会へと至る展開を観ることができます。また、近年新たに収蔵された毛利眞美の2作品も初公開されています。毛利は画家を志して1950年に単身フランスへ渡り、キュビスム的な表現で描いた作品や、1956年に再渡仏してからの抽象化された人体表現など、生涯にわたり女性像をテーマに描き続けた作家です。

清水の創作の軌跡をリアルに体感

4階では、日本近代を代表する彫刻家・清水多嘉示の「特集コーナー展示 清水多嘉示」が設けられ、ご遺族から寄贈された17点を含む、彫刻、絵画、素描などが展示されています。

清水が影響を受けたり、交流のあった関連する作家の作品も展示され、彼の創作の軌跡をリアルかつ多面的に体感することができます。その主な作家として、フランス留学時に彫刻の道に目を聞かれる最大のきっかけとなったエミール =アントワーヌ・ブールデル、清水の《ギターと少女》に見られる、女性像などへの彼の共感が表れているアンリ・マティス、自分の画業の指針となる画家のひとりとして清水が敬慕していたポール・セザンヌなどがあげられます。

「石橋財団コレクション選」の後半部は日本近代洋画の名品と、琳派に焦点をあてた日本古美術のコレクションへとつづきます。ここでは今回初公開となる新収蔵作品、中村彝《向日葵》、そして安井曾太郎《座像》の2点が紹介されています。数々の新たな魅力が加わったコレクションを楽しんではいかがでしょうか。

タイトル 石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 清水多嘉示
会期 2024年3月30日(土)~ 7月7日(日)
会場 アーティゾン美術館
5階・4階 展示室(石橋財団コレクション選)
4階 展示室(石橋財団コレクション選・特集コーナー展示 清水多嘉示)
住所 東京都中央区京橋1-7-2
Webサイト https://www.artizon.museum/exhibition/detail/573
開館時間 10:00 ~ 18:00(5月3日を除く金曜日は20:00まで)
*入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
チケット情報 アーティゾン美術館は日時指定予約制です。あらかじめご来館前にチケットをご購入ください。
チケット購入についてはこちら
料金 【一般】
ウェブ予約チケット 1,800 円 *クレジット決済のみ
窓口販売チケット 2,000 円
・予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットをご購入いただけます。
・この料金で同時開催の展覧会を全てご覧いただけます。
【大学生・専門学校生・高校生】 無料 要ウェブ予約
・入館時に学生証か生徒手帳をご提示ください
【障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名】 無料 予約不要
・入館時に障がい者手帳をご提示ください
【中学生以下の方】無料 予約不要
同時開催 ブランクーシ 本質を象る(6階 展示室)