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木村英輝 EXHIBITION ― 大人のストリートアート ― in POLA MUSEUM ANNEX

ポーラ ミュージアム アネックスでは、絵師・木村英輝の初の大規模な展覧会「木村英輝 EXHIBITION― 大人のストリートアート ―」が2023 年6 月16 日(金)から7月30 日(日)まで開催されています。
木村英輝の作品は、京都・青蓮院門跡 華頂殿の襖絵から関西国際空港、京都市動物園、商業施設の壁画など、その多くが街の中=ストリートに描かれてきました。日本のロック黎明期よりプロデューサーとして活躍してきた半生があるからこそ表現しうるリズムや躍動感に富んだ構図は私たちの心を熱くさせるでしょう。
女優・樹木希林さんからの依頼を受けて制作された板戸「蘇る蓮/ Lotus Revives」の初公開や、展覧会初日より5日間にわたり公開制作が予定されているなど、話題や見どころの多い展覧会となっています。

木村英輝は1942年に大阪府泉大津市に生まれ、京都市立美術大学図案科卒業後、日本のロック黎明期よりプロデューサーとして活躍し、2002年の還暦より筆をとった異色の経歴を持ちます。「アトリエでカンバスに向かうのではなく、『ライブ』な街に絵を描きたい」という木村のこだわりから、手がけた壁画は国内外で200か所を超えるとのこと。ポーラ ミュージアム アネックスのような展示施設での発表は稀少な機会といえるでしょう。

木村の作品は鯉や牡丹、孔雀など、日本の伝統美術に用いられてきたモチーフが目の醒めるような色彩で表情豊かに躍ります。壁天井の隔てなく描かれるダイナミックな構図は、ロックと共に歩んできた半生があるからこそ表現しうるリズムや躍動感に富んでいます。


本展では円形やF20号を中心とした多様なキャンバス作品から、およそ2メートルのタペストリー型の作品まで、50点を超える新作が展示されます。


さらに親交のあった女優・樹木希林さんからの依頼を受け2005年に制作された板戸「蘇る蓮/ Lotus Revives」が、樹木邸より拝借するかたちで初めて一般公開されます。あわせて「Lotus Revives」シリーズの新作も発表予定です。

また、展覧会初日から5日間は、二曲一双の屏風絵の公開制作が連日予定されています。ダイナミックな構図と目の醒めるような色彩で描かれる木村の作品を、その制作の場を直に目にすることができる貴重な機会となるでしょう。何ものにも縛られないロックでプレイフルな木村英輝の世界観をぜひLIVEでご覧ください。
【公開制作
6月16日(金)~ 6月20日(火)全日13:00 ~ 15:00
※作品の完成は6月20日(火)を予定しています
※スケジュールはPOLA MUSEUM ANNEXのWebサイトでご確認ください。

最後に作家のステートメントをご紹介します。

◆◆◆

81 歳のストリート・ペインター
落書きか、入れ墨か、アートか。

5 歳の幼児が、道端でチョークと蝋石で絵を描いていた。
上手!上手!と煽る姉たちの呼込みに人集り。
幼児は等身大の絵を、ただ、ただ、得意げに描きまくります。
そして、リクエストにも答えます。

その幼児が、美大の講師に。何故か、ロックイベントプロデューサー。
そして、還暦より、路上の絵描き(ストリートペインター)に、再び、辿り着く。

日本画でもない、洋画でもない、デザインでもない。
ごちゃ混ぜの絵を描き始める。
敢えて言うなら、日本人の私が描いた絵だから、日本風かも知れない。

木村英輝

◆◆◆

タイトル 木村英輝 EXHIBITION ― 大人のストリートアート ―
会期 2023年6月16日(金)~ 7月30日(日)
会場 ポーラ ミュージアム アネックス
住所 〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
Webサイト https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html
開館時間 11:00~19:00 (入場は18:30まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料