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ゆめのきおく展/リサ・ラーソン at のこぎり

ギャラリー「のこぎり」では、陶芸家Lisa Larson(リサ・ラーソン)の作品展「ゆめのきおく展/リサ・ラーソン」が2024年1月26日(金)から3月31日(日)まで開催されています。本展はリサの本業である陶芸作品にフォーカスしており、ヴィンテージや現行品を中心に代表作が展示・販売されています。同じ陶器作品でも年代によって雰囲気がちょっと違っていたり、新たな発見やお気に入りの作品に出会うチャンスではないでしょうか。ぜひ、お出かけしてみてください。

誰にとっても“新たな”出会いに

ギャラリー「のこぎり」には、古くからの作品も含め、楽しいリサ・ラーソンの作品がぎっしりと並べられ、たいへん夢のある空間が広がっています。以前から彼女の作品のことをよく知って、いくつかの作品を手元に置いて楽しんでいる方は、ちょっと知らなかったリサの一面や作品を見られるかもしれません。初めてという方も、きっとお気に入りの陶器作品に出会える予感がするはずです。

陶芸家リサ・ラーソンは1931年、スウェーデンのスモーランド地方・ハルルンダに生まれ、Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)に見出され、スウェーデン最大の陶芸製作会社Gustavsberg(グスタフスベリ)社で活躍しました。1980年に独立後、現在に至るまで精力的に創作活動を続けています。日本で一番有名な北欧の猫の陶器作品「マイキー」の生みの親としても知られています。

エントランスの壁面には、アートディレクターの佐々木美香がコメントを書き込んだ2024年の「日めくりカレンダー」366日分が展示されています。ひとつひとつ眺めていると、リサの生活と環境はもちろん、彼女の人となりまで伝わってくるようです。

不自由なところから自由を創り出す天才性

本展では1点ものだけでなく、ヴィンテージから現行品まで数多くの量産品が展示・販売されています。一般的に量産品というと、機械や他人の手を経て作られるので、細かいニュアンスなど、本来やりたかった表現をあきらめたり、いろんな不自由があるものです。

ところがリサ自身は「私は工場で量産するにはどこをどのように作ればいいのか自然にわかるのだ。それは私の特別な能力だ」と語っているように、彼女の天才性は不自由なところから自由を創り出す、工場で作られる量産品にこそあります。また、そのおかげで、より多くの人たちが彼女のステキな作品を手にすることができているのです。

本展のタイトルにある“ゆめのきおく”とは、表現者としてのプライドとパッションを全く失うことがなかった、リサという一人の天才の夢の軌跡を指しています。猫の「マイキー」など、彼女の代表的な陶器作品をはじめ、同じデザインで長く作られている作品も多く、年代によって違うニュアンスなども楽しめるでしょう。

“ゆめ”がいっぱい詰まったリサの作品とともに

例えばこちらのプレートはリサが陶芸に本格的に取り組み始めた初期の頃の作品だといい、恐らく灰皿として使われることが想定されており、なんだか時代を感じさせてしまいます。

また販売中の「3羽のうさぎ」のベースとなったのは、1976年から79年まで製造されていたSKANSENシリーズのうさぎです。他の動物作品とは異なり、単にかわいいだけでなく、きりっとした佇まいが感じられます。日本での復刻に際しては、桜島の火山灰(黒)、広島県の牡蠣の貝殻(白)、鳥取砂丘エリアの砂(茶)が使われ、日本の自然を材料に作品が作られています。ここではリサの“ゆめのきおく”が、日本のコラボレーションによって、新しい作品として生まれ代わっています。

ギャラリーでの時間は“ゆめ”がいっぱい詰まったリサの作品とともに、彼女が創作に費やした時間=“きおく”と、彼女の作品を通じて育まれたあなた自身の夢のような時間=“きおく”がさまざまに交差するものとなるでしょう。ぜひ、お出かけして幸せな時間をお過ごしください。

タイトル ゆめのきおく展/リサ・ラーソン
会期 2024年1月26日(金)~ 3月31日(日)
会場 のこぎり
住所 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町5-17第一西尾ビル2階
Webサイト https://www.nokogiribytonkachi.jp/lisa_24detail-jp.html
開廊時間 12:00 ~ 19:00
休廊日 月・火(祝祭日の場合は営業します)
チケット情報 ※水・木・金はウェブから事前予約が必要です。ご予約はこちらから
※土・日・祝日のご予約は不要です。
観覧料 無料