1. HOME
  2. Events
  3. 飯田橋/新宿
  4. Mizuma Art Gallery
  5. 荻野夕奈 「Silent Tales」 in MIZUMA ART GALLERY

荻野夕奈 「Silent Tales」 in MIZUMA ART GALLERY

ミヅマアートギャラリーでは、荻野夕奈の個展「Silent Tales」が2023年5月31日(水)から6月24日(土)まで開催されています。本展はタイトルにあるように、言葉のない静止したイメージが、展示空間全体でひとつの物語になるように構成されています。作品はすべて半抽象画で、モチーフが垣間見えるものの、様々なイメージの形の連鎖や軽やかな色のリズムで、観る側としては想像力が刺激される楽しい時間となるでしょう。

荻野は花や人物といった、作者にとって身近な生物を主なモチーフにした半抽象画を描いています。 キャンバスに描いていく過程で、具体的な描写から徐々に抽象的な形態へと再構築させ、様々なイメージの形の連鎖や軽やかな色のリズムが生み出されています。


近年、よく描く人物ヌードでは男性目線のエロティシズムを取り払い、命の存在や感情、儚(はかな)さに潜むエネルギーに着目した女性ならではの視点でしなやかなタッチで描かれています。
本展「Silent Tales」では、通り過ぎていった風景からインスピレーションを受けたもの、その背景にある、言葉のない物語を表現した作品群が展示されています。

荻野夕奈は1982年に東京で生まれ、2007年東京藝術大学大学院美術研究科を修了。
『アジアン アート ビエンナーレ バングラデシュ』をはじめ、国内外を問わず多数のグループ展に参加しています。また、ニューヨークなど各地で個展を開き、精力的に作品の制作発表をしています。
さらに作品制作だけでなく、ハチミツなどの商品ラベルの制作や島田雅彦氏の新聞連載小説『パンとサーカス』(2022年講談社刊)の挿絵を画家グループの一員として担当するなど活動の場を広げています。
また、荻野自身第二弾となる作品集『Traces of Life』が本展覧会にあわせ出版され、本ギャラリーにて発売されています。

本展のもたらす楽しい時間だけでなく、今後の活動が楽しみな荻野の“現在地”を目撃するという意味においても、訪れる楽しみの大きい個展ではないでしょうか。

タイトル 荻野夕奈 「Silent Tales」
会期 2023年5月31日(水) ~ 6月24日(土)
会場 MIZUMA ART GALLERY
住所 〒162-0843 東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
Webサイト https://mizuma-art.co.jp/
開廊時間 12:00 ~ 19:00
休廊日 日曜・月曜・祝日
入場料 無料