東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」in 東京国立博物館
2022年に創立150年を迎える東京国立博物館(略称:東博)は、日本でもっとも長い歴史をもつ博物館です。貴重な文化財の保存と公開を両立させながら、日本の文化を未来へ、そして世界へ伝えていく役割を果たしてきました。
この東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」では、150年の間に積み重ねられた約12万件という膨大な所蔵品の中から、国宝89件すべてを含む名品と、明治から令和にいたる150年の歩みを物語る関連資料を通して、東京国立博物館の全貌が紹介されています。
初めて訪れる方には新しい発見の場として、今まで何度も訪れた方にとっても再発見の場として、日本文化と同館の150年の歩みと出会う魅力的な体験が期待できます。
史上初!所蔵する国宝89件すべて公開されます!
現在、国宝に指定されている美術工芸品は全国に902件あり、その約1割にあたる89件が東京国立博物館に所蔵されており、これは日本最大の国宝コレクションとなります。第1部では「東京国立博物館の国宝」と題し、この国宝89件すべてが会期中に公開されます。これは150年の歴史上はじめてのことで、まさに奇跡的で、誰も見たことがない、メモリアルイヤーにふさわしい展示と言えるでしょう。
明治から令和、そして未来へ、東博150年の歩みをたどる
東京国立博物館の150年を3期(3章)に分けて、各時代の収蔵品や関連資料などで、その歩みが紹介されています。
●第1章 博物館の誕生(1872~1885)
東京国立博物館設立のきっかけとなった150年前の湯島聖堂博覧会を当時の展示品や、その様子を描いた「古今珎物集覧」などで、当時の人々の驚きや感動を追体験することができます。
●第2章 皇室と博物館(1886~1946)
1886年(明治19年)に宮内省所管となり、「帝国博物館」、「東京帝室博物館」と改称され、国家の文化的象徴、さらには皇室の宝物を守る美の殿堂と位置付けられました。その後、現在に続く博物館活動の基礎が築かれた取組みを観ることができます。
●第3章 新たな博物館へ(1947~2022)
太平洋戦争後の1947年(昭和22年)、新たに国民の博物館としてスタート。変わることない文化財の収集保存、展示公開、調査研究と共に、最新技術の導入、新たな研究領域の開発、文化財活用の充実など、常に社会や時代の変化に応じた博物館活動に挑戦している姿が紹介されています。
国宝刀剣が集結!「国宝刀剣の間」で日本刀を堪能する
日本最多となる、東京国立博物館が所蔵する国宝の刀剣全19件が、ひとつの展示室「国宝刀剣の間」で展示されます。刀剣の見どころである刃文や地鉄の美をじっくり鑑賞できるようデザインされた展示空間で、日本刀の魅力を堪能することができます。
タイトル | 東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 |
会期 | 2022年10月18日(火) ~ 2022年12月11日(日) |
会場 | 東京国立博物館 平成館(上野公園) |
住所 | 〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 |
Webサイト | https://tohaku150th.jp/ |
開館時間 | 9時30分~17時00分 (注)金曜・土曜日は20時00分まで開館(総合文化展は17時00分閉館) |
休館日 | 月曜日 |
料金 | 一般2,000円 大学生1,200円 高校生900円(注)中学生以下は無料。ただし事前予約が必要です。入館の際に学生証をご提示ください。 (注)障がい者とその介護者1名は無料。事前予約は不要です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。入館は閉館の30分前までとなります。 |
チケット情報 | 本展は事前予約制(日時指定)です。 オンライン、またはコンビニでの事前予約が必要となります。 東京国立博物館正門チケット売り場での販売はございません。 詳しくは、こちらへ ⇒公式サイト・チケット情報ページ |